子どもがおねしょをしてしまった朝、まず思いつくのが「ファブリーズで消せるかな?」という対処法ではないでしょうか。
しかし、ファブリーズは一時的に臭いを軽減できても、布団の内部に染み込んだ尿の臭いまでは消せません。
この記事では、ファブリーズの正しい使い方と限界、そして洗えないおねショ布団を根本から消臭・除菌する具体的な方法をわかりやすく解説します。
重曹・お酢・漂白剤など、身近なアイテムでできる対策や、再発を防ぐ予防法も紹介。
「臭いが取れない…」と悩む方に向けて、今すぐ実践できるおねしょ布団ケアの完全ガイドです。
おねショ布団にファブリーズは効果ある?基本の考え方

子どもがおねしょをしてしまった後、まず思い浮かぶのが「ファブリーズで臭いを取れないかな?」という対処法ですよね。
しかし、ファブリーズの役割と限界を知っておかないと、臭いが再発したり、布団の内部で菌が繁殖してしまうリスクがあります。
ファブリーズの仕組みと一時的な効果
ファブリーズは消臭成分が臭いの分子を包み込み、中和する仕組みになっています。
つまり、臭いを「隠す」ではなく「化学的に無臭化」するのが特徴です。
ただし、これは表面に付着した臭いにしか作用しないという点に注意が必要です。
| 対象 | 効果 |
|---|---|
| 布団表面の臭い | ◎(一時的に軽減できる) |
| 布団内部の臭い | △(ほとんど効果なし) |
| 尿の成分そのもの | ×(分解・除去はできない) |
つまり、ファブリーズは応急処置としては有効ですが、根本的な解決にはなりません。
布団内部に染み込んだ尿は、ファブリーズでは届かない層にまで広がっているため、後から臭いが戻ってくることが多いのです。
ファブリーズで完全に臭いが消えない理由
尿の臭いの主な原因はアンモニア・尿素・タンパク質です。
これらは時間とともに分解され、雑菌が繁殖し、さらに強い臭いを放つようになります。
このプロセスを止めるには、「消臭」ではなく「洗浄と除菌」が必要です。
特に、布団の内部にまで染み込んだ尿は湿気を伴うため、カビや雑菌の温床にもなります。
ファブリーズを使っても、それらを除去することはできません。
使用前にやるべき布団の下処理とは
ファブリーズを使う前に、まずは水分をしっかり吸い取ることが大切です。
乾いたタオルやキッチンペーパーを押し当てて、尿を吸収させましょう。
その後に軽くファブリーズを吹きかけ、換気をして乾かすことで、一時的に臭いを抑えられます。
ただし、これは「臭いを誤魔化す」応急処置であり、数日後には再び臭いが戻る可能性が高いことを理解しておきましょう。
時間がたったおねショ布団の臭いを取る具体的な手順

おねしょに気づいた時点で既に時間が経っている場合、臭いやシミは深く布団に染み込んでいます。
この章では、洗えない布団でも実践できる効果的な手順を紹介します。
まず水分を吸い取る応急処置
最初にやるべきことは、布団表面の水分を取り除くことです。
乾いたタオルを押し付けて尿を吸収し、こすらずにしっかりと押さえるようにしましょう。
こすってしまうと、尿が繊維の奥に押し込まれ、臭いがさらに残りやすくなります。
重曹を使った消臭と除湿の方法
次に重曹を活用します。
重曹にはアンモニア臭を中和する働きがあり、さらに湿気を吸収する効果もあります。
尿染み部分にたっぷりと重曹を振りかけ、30分〜1時間ほど置きましょう。
| 使用アイテム | 目的 | 使用時間 |
|---|---|---|
| 重曹 | 臭いの中和・湿気吸収 | 30〜60分放置 |
| 掃除機 | 重曹の除去 | 放置後すぐ |
時間をおいたら掃除機で重曹を吸い取ります。
この作業を2〜3回繰り返すことで、臭いの元をかなり軽減できます。
天日干し・乾燥機で臭いを軽減するポイント
重曹を除去した後は、必ずしっかりと乾燥させましょう。
湿気が残ると臭いが再発するだけでなく、カビの原因にもなります。
晴れた日は天日干し、雨の日は乾燥機や送風機を使い、風通しの良い環境で乾かすことがポイントです。
また、仕上げに再度ファブリーズを吹きかけると、残っている臭いをやわらげることができます。
「洗えない布団=ケアできない」ではなく、「正しい順番でケアすれば臭いは防げる」という意識が大切です。
ここまでが、時間が経過したおねショ布団に効果的な基本の対処手順です。
ファブリーズ以外でおすすめの消臭・除菌アイテム

ファブリーズは手軽に使える消臭スプレーですが、布団の奥にまで染み込んだ臭いには限界があります。
この章では、家庭で簡単に使える「ファブリーズ以外の消臭・除菌アイテム」を紹介します。
どれもドラッグストアやスーパーで手に入るもので、併用することでより高い効果が期待できます。
お酢やクエン酸を使った自然派消臭法
お酢やクエン酸には酸性の性質があり、尿に含まれるアルカリ性成分(アンモニア)を中和する働きがあります。
スプレーボトルに「水200ml」と「お酢またはクエン酸小さじ1」を混ぜて、布団の臭い部分に吹きかけましょう。
その後、乾いたタオルで軽く押さえながら水分を拭き取ります。
| アイテム | 効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| お酢 | アンモニア臭を中和・除菌 | 匂いが残るため換気が必要 |
| クエン酸 | 酸性パワーで消臭・除菌 | 濃度が高すぎると生地が傷むことも |
自然派の方法を試したい人には、まずお酢スプレーが最も簡単でおすすめです。
酸素系漂白剤で臭いの元を分解する方法
おねしょ後の布団には、尿中のタンパク質汚れが残っていることがあります。
この汚れが雑菌の栄養源になるため、時間が経つと臭いが再発するのです。
そんな時は酸素系漂白剤を使って、臭いの元を分解しましょう。
手順は簡単で、「水500mlに酸素系漂白剤を小さじ1ほど溶かし」、タオルに染み込ませて軽く叩くように汚れ部分を拭き取ります。
その後、きれいな水で湿らせたタオルで漂白剤を拭き取り、風通しの良い場所で乾かします。
塩素系漂白剤は刺激が強く、生地を傷めるため使用しないようにしましょう。
布団専用の消臭スプレー・洗剤の選び方
最近では、布団専用に作られた消臭スプレーや除菌洗剤も数多く販売されています。
選ぶ際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- アルコールタイプで速乾性が高い
- 抗菌成分(銀イオンなど)が含まれている
- 無香料タイプで、匂いの上書きをしない
特に、銀イオン配合スプレーは除菌効果が高く、布団内部の雑菌繁殖を防ぎやすいです。
ファブリーズと併用して使うことで、表面と内部の両方をケアできます。
おねショ後の布団を衛生的に保つための乾燥と保管

臭いを取ることに成功しても、その後の乾燥と保管を怠ると、カビや雑菌が再び発生してしまいます。
この章では、布団を衛生的にキープするための正しい乾燥・保管方法を解説します。
完全乾燥の重要性と効果的な方法
布団の内部までしっかり乾かすことが、おねしょ後のケアで最も大切なステップです。
湿気が残ると臭いの再発だけでなく、カビの発生にもつながります。
| 乾燥方法 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 天日干し | 紫外線で除菌効果が高い | ◎ |
| 布団乾燥機 | 雨の日でも短時間で乾燥可能 | ◎ |
| 室内干し+扇風機 | 湿度管理をすればOK | ○ |
乾燥が完了したら、布団を軽く叩いて内部の空気を入れ替えましょう。
これでふっくら感が戻り、通気性も良くなります。
湿気を防ぐ布団の保管ポイント
乾燥後の布団は、湿気の少ない場所で保管するのが理想です。
押し入れにしまう場合は、すのこを敷いて空気の通り道を作りましょう。
また、定期的に布団を取り出して空気を入れ替えることも大切です。
防湿剤やシリカゲルを一緒に入れておくと、湿気対策がさらに強化されます。
湿気を防ぐ=臭いの再発を防ぐという意識を持つと、長く清潔に保てます。
再発防止のための毎日のケア方法
おねしょ後のケアだけでなく、日常的な予防も重要です。
週に1〜2回の布団乾燥機、または定期的な天日干しを習慣化しましょう。
さらに、寝具用の除菌スプレーを軽く吹きかけておくと、菌の繁殖を防げます。
特に梅雨や冬の時期は湿気がこもりやすいため、意識的に乾燥を取り入れることが大切です。
「臭いが出る前にケアする」ことが、清潔な布団を保つ最大のコツです。
おねショ布団を未然に防ぐための対策

おねしょ後の対処も大切ですが、そもそも「おねしょを防ぐ」ことができれば、布団の臭いや汚れに悩まされることもなくなります。
この章では、おねしょを防ぐためにできる具体的な対策を紹介します。
防水シーツやおねしょパッドの活用法
最も効果的な予防法は、防水シーツやおねしょパッドを活用することです。
これらは尿がマットレスや布団内部に染み込むのを防ぎ、後処理を圧倒的に楽にしてくれます。
最近は通気性が高く、蒸れにくい素材の防水シーツも多く販売されています。
| アイテム | 特徴 | 洗濯のしやすさ |
|---|---|---|
| 防水シーツ | 布団全体をカバーし、尿の染み込みを防ぐ | ◎(洗濯機可) |
| おねしょパッド | 取り外しやすく、部分的な対策に便利 | ○(乾きやすい) |
特に子どもや高齢者がいる家庭では、防水シーツを導入しておくことで、毎日の安心感が大きく変わります。
寝る前の水分コントロール
夜間におねしょをしてしまう原因の一つが、寝る前の水分摂取です。
特に寝る直前の水分摂取は避け、寝る1時間前を目安に水分を控えるようにしましょう。
また、カフェインやアルコールは利尿作用があるため、夕食後の摂取は控えるのが理想です。
水分制限が難しい場合は、コップ半分程度に留めるなど、少量で工夫すると良いでしょう。
トイレに行く習慣とセットで行えば、より効果的です。
おねしょアラームを活用した習慣づけ
おねしょが続く場合には、おねしょアラーム(夜尿アラーム)を利用するのも一つの方法です。
これは尿を感知すると音や振動で知らせる機器で、子ども自身が「おねしょをしたタイミングを認識」できるようになります。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| ユリンスコープ | ワイヤレス設計で装着が簡単、アプリ連携で記録も可能 |
| ウェットストップ3 | 小型で子どもの動きを妨げない、医療機関推奨モデル |
| チャミーおねしょアラーム | 早期検知と優しいアラーム音で使いやすい |
おねしょアラームを使うと、条件反射のように「尿意=起きる」という習慣がつきやすくなります。
数週間〜数ヶ月で改善が見られるケースも多いです。
親子で前向きに取り組むことが、おねしょ克服の近道です。
まとめ:ファブリーズだけに頼らず、根本から臭いを解決しよう

ここまで見てきたように、ファブリーズは便利な消臭アイテムですが、万能ではありません。
おねしょ後の布団の臭いは、「内部に染み込んだ尿成分」が原因で、これを除去しない限り再発してしまいます。
- まずは乾いたタオルで水分を吸収する
- 重曹やお酢でアンモニア臭を中和する
- 酸素系漂白剤で臭いの元を分解する
- 天日干しや乾燥機でしっかり乾かす
- 防水シーツで再発を防ぐ
これらを組み合わせることで、「洗えない布団でも清潔に保つ」ことが可能になります。
また、再発防止のために防水シーツやおねしょアラームを導入すれば、日々のストレスも大幅に減るでしょう。
おねしょは一時的なものです。
慌てず、正しい方法で対処すれば、臭いも汚れもきれいに落とせます。
ファブリーズだけに頼らず、根本から臭いを断つ「洗えない布団ケア」を実践しましょう。

